二次元コードの部屋

QRコードをはじめとした二次元コードについて、幅広く発信します。

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QRコードマニアの力説

QRコードマニアの力説

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 QRコードしてますか、こんにちは。

 QRコードのオタクをしている者です。そう言ってもよく分からないと思うので、既存のオタク文化になぞらえて説明してみます。

 なお、QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。

| 何がオタク文化・コンテンツっぽいのか

二次創作が沢山ある

 街中の広告などでQRコードを見かけることがあると思います。あるいは最近だと、決済アプリでも使われているはずです。あれは、原作をQRコードの規格だとしたら、その二次創作ではないでしょうか。

 原作には描かれてないけれど、そこから導き出されるあるはずのストーリー、あってほしい展開を描いてしまう。そんなオタクのように、広告担当の人たちはQRコードの規格から作り出せる様々な白黒模様を、自分の理想通りになるように(例えば目的のページに飛ぶように)作って公開しているわけです。原作にすべての模様が書いてあったわけでもないのに。

 名前が広まっていながら、二次創作だけ見てる層が多いのも人気コンテンツの証ですね。

触発されて新しく作品が作られる

 人気作品に触発されて再び多くの作品が作られるように、QRコードを元にした第三者作の二次元コードや、QRコードのカバーしきれない範囲に進出するような二次元コードなどが生まれています(どれがどこまでQRコードを意識してるかは知りません)。

 例えば、WeChatやTikTokは全体が円形になっている独自の二次元コードを持っており、これにはQRコードの隅の「回」の字の部分に似た模様が付いてます。また株式会社テララコード研究所という場所では、QRコードと互換性を持たせた色付きのカラー二次元コードや、データマトリックスと混ぜ合わせたキメラの二次元コードなどを開発しています。

 ちなみにデータマトリックスという二次元コードは、逆にQRコードより前の1987年からありました。配送物などに書いてあるのを見たことがあると思います。日本でもCPコードというものが1987年頃に生まれました。見た目はデータマトリックスに似ていますが、読み取り手順が全く異なるのが面白いです。データマトリックスの参考画像(Wikimedia Commons), CPコードの参考画像(Wikimedia Commons).

公式は権利表記をお願いしているけど、守られてないことがある

 QRコード自体は自由に利用できますが、「QRコード」という名前を使うときには「QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です」と記載することになっています。

 「二次元コード」のように言い換えていれば問題ないです。意外と皆さん、ちゃんと権利表記を書くか名前を避けるかしています。

原作者の続編・新作は一部に知られる程度で、代表作の影

 新たに開発された、さらに小さい場所に使える「マイクロQR」(正確にはQRコードのJIS規格に含まれているので、単行本で見れる4コマ漫画、アニメED後のミニコーナーに近い)、特定の読み取り機でしか読めない情報を組み込んだ「SQRC」、長細いため例えば医療分野では試験管などにも貼って使える「rMQRコード」、好きなデザインを入れられるスペースがある「フレームQR」がありますが、携帯電話ではこれを読み取れるアプリが少なく、大ヒットの「QRコード」に比べれば使用もかなり少ないです。

 マイクロQR、SQRC、rMQRコード、フレームQRは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。

第一部より第二部が評判も良く人気

 QRコードには「モデル1」「モデル2」の2つが存在し、モデル2はモデル1よりも歪み耐性などが強いです。普段目にするのは全部モデル2でしょう。

解釈が割れるし、過激派がいる

 InstagramやTikTokで保存できる共有用のQRコード。あれは白黒ではなくオレンジや赤紫などの色が付いていますが、私は白黒のカップリング以外好きじゃないです。実際、読み取り機側も白と黒が一番読み取りやすくなってます。

 ちなみに白黒と言っていますが、原作では主に明モジュール・暗モジュールと呼ばれます。マスクをのせる前まではモジュール、のせた後は白黒とも呼ぶといった感じです。

公式に海外版があり、セリフが異なるため解釈も変わる

 QRコードは日本の規格であるJIS X 0510と、国際規格であるISO/IEC 18004で定められています。全く同じ内容というわけではありません。

 差の最も分かりやすいところで言うと、日本の規格では白黒を反転させても構いませんが、国際規格では逆カプNGが出ています(日本もモデル1では反転NG)。

 ちなみに2018年に更新された日本の規格を見ると「対応国際規格ではOOと書かれているが,明らかにXXの誤りのため修正した」のような注記がいくつもありました。


| 私は何をしているのか

 オタクを自称している著者は何をしているのかざっくり説明します。

街中でQRコードを集めている

 二次創作に飢えています。また、そこから新たな解釈を見出すこともあります。似た作品ばっかりなので、奇抜な作品(デカい、色が変など)に目を惹かれる傾向にありますが、その中には解釈違いのもの(色が白黒以外)もあります。

QRコード作成サイトを作った

 個人的に「QRコード作成サイト」を作るのは二次創作というより「解釈」を提示している側面が強いと思ってます。私の解釈で多くの人が二次創作してくれるのを願っています。

QRコードを説明する布教記事・動画を投稿

 内容には自分の解釈などを含めてしまいましたが、その分の熱をもって布教しています。

おわり

 いかに私が面倒なオタクであるか発表しただけに見えますが、もしこれを見て「QRコードってもしかしてオタク向けコンテンツ?」と少しでも思ってくれたら嬉しいです。